創作のすみっこ

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「ユタのおば~とその孫の、怪異な日常」漫画レビュー感想『ボクとおば~のフシギな話』1巻

『ボクとおば~のフシギな話』 原作:ヤースー 作画:杉作

 

私実は怪談が好きでして。

怪談系のYouTubeをよく見るんです。

これはその怪談系YouTuberの一人、ヤースーさんの実体験を元にした怪談漫画です。

 

 

あらすじ

以下は公式より引用の紹介文です。

ユタの祖母を持つ、芸人であり新進気鋭の怪談師でもある「ヤースー」の多感な霊感少年時代を『クロ號』『猫なんかよんでもこない。』『漁港の肉子ちゃん』等で知られる「杉作」が優しく、恐く、アットホームに描く!!

 

ヤースーさんのおばあさんは沖縄で高名なユタ(沖縄の霊媒師)をしていました。

その影響で孫であるヤースーさんもとても霊感が強く、小さい頃から幽霊が見えてしまうことで怖い体験をたくさんしてきたそう。

 

今作はそんなヤースーさんとユタのおば~との、本当にあった怖い体験を漫画で読むことができます。

ヤースーさんの体験談もさることながら、おば〜のユタの能力がどれだけすごいかも垣間見ることができます。

 

※この先はネタバレを含みますので大丈夫な方のみお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽霊が見えるヤースーさんの苦悩

ヤースーさんは小さい頃から当たり前のように幽霊が見えてしまうようです。

人と幽霊の区別がつかないこともあるそうで、うっかり話しかけたりリアクションしようものなら、やっぱりそういう人に幽霊は憑いてしまうようですね。

そうやって連れ帰ってしまうとユタのおば~に毎回怒られるそうで…。

ただでさえ色んな人のお祓いで忙しいおば~。

仕事が終わってからも更に孫が連れてきてしまった霊を祓わなきゃいけないので困るわけですね。

私は霊感が全くないので、霊感がある人にちょっと憧れてたのですが…こういう話を聞くとやっぱり霊感ない方が良さそう…と思いました汗

いちいち見えたりついてこられたりするのは、やっぱり大変だと思います。

 

 

色んな相談なんでも解決、おば~がカッコイイ

ユタのおば~の元に来る相談は単に霊を祓ってほしいというものだけではありません。

亡くなった人の気持ちを聞いて届けたり、遺品や残った家をどうすればいいかなどの相談もあります。

故人や先祖のメッセージを聞けて思わず涙してしまう相談者もいます。

お話の一つに、息子が自分より先に亡くなってしまって悲しんでいるお婆さんがいました。

おば〜は近くに来ていた幽霊の息子さんに話を聞いて、気持ちを伝えてあげていました。

その瞬間更に涙が溢れ…。

子供に先立たれるなんて計り知れない悲しみですが、最後に気待ちを聞けて、せめてもの救いだっただろうな…と私も読みながらしみじみしてしまいました。

 

 

初めて知った幽霊マメ知識

「生きてる時幽霊が見えない人は死んでからも見えないはずよ」

とおば〜が言っていました。

これには驚きました!

私はてっきり死んで幽霊になったら他の幽霊も見えるようになると思ってたので。

お話の中にもありましたが、同じ家にいるお爺さんとお婆さんの幽霊がお互いを認識できずにそれぞれ一人でウロウロしていたんですよね。

死んだらすぐに、すでに亡くなっている人に会えるかと思ってたけど…霊感がない限り現世でそれはできないっぽい。

故人に会うには、やはり天国へ行かないといけないということなんでしょうか。

 

感想まとめ

幽霊は怖いものばかりではない。

幽霊と聞くと怖いイメージが強いですが、悪霊ばかりではなく、大抵は彷徨える魂のようです。

心残りがあって成仏できない人もいれば、ただの浮遊霊もいるみたいで。

この世が好きであえているみたいな人もいますし、守護霊になって子孫を守ってる人もいる。

生きてる人だけでなく、死んだ人もまた様々なのですね。

幽霊には幽霊なりの、色んなドラマがあるのだなあ、とこの本を読んで思いました。

単に怖い話だけでなく、ヒューマンドラマのような感じでも楽しめて良かったです。

 

 

 

現在3巻まで単行本が出ています。

続きが気になって全部読みましたが、どれも面白いし、おば〜の力がすごくて感心。

というかヤースーさんもこんなに本になるくらいたくさん怖い経験してて大変だなあ…汗

でもそのおかげで楽しませていただいております。

まだまだ続くようなのでこれからも楽しみです。